ほらね、目を丸くすると思った。 「じゃあ、私もテント戻るね」 「え、あ、おう! …じゃあな!」 あれから先生とは 二人のときは今みたいにに話すけれど 郁や仲本、他の生徒がいるときは 敬語で話すようにしていた なにか特別な理由があるわけじゃなかったけど ただ私が恥ずかしいというだけ。 でも、なんだか二人のときだけ っていうのが 二人の秘密みたいで、 嬉しくて。