「そういえばさー、最近悠斗くんと一緒にお昼食べてないよね」

 「あ、たしかにそうかも」

 唐突に俺の話をしだした。

 「紬、悠斗くんがいなくて寂しいんじゃないのぉ?」

 紗江さんの声はここまでよく聞こえる。

 紬は俺がいないことをどう思ってる・・?

 乃亜が側にいることなど忘れてしまって、紬達の話に耳を傾ける。

 「なっ、そんなわけないじゃん!むしろいなくてせいせいするよ!」

 いないほうが・・・せいせいする・・・?

 紬の言葉が痛いほど胸に突き刺さる。

 俺って、紬には必要ない奴なのか・・・?