明らかに理杏君の狙いは菜々香ちゃんではなさそうなんで安心。


でも……俺にアプローチされても…



俺は菜々香ちゃんと婚約する。


菜々香ちゃんの11月の誕生日の日に婚約パーティを開く計画が水面下で進んでいた。



男に好かれるのは過去に何度かあったけど…



ノーマルの俺には耐え難い苦痛だった。



菜々香ちゃんのガッコの校門前に到着。


「いってらしゃい…菜々香ちゃん」


俺は軽く手を振って菜々香ちゃんを見送る。