「あの女が…尭耶の母親…じゃあ~尭耶は…??柾耶(マサヤ)の息子???」 お母さんから漏らしたお父さんとは違う別の男性の名前… 「……今夜限りで辞めるつもりです…母さんに俺のすべての財産を譲ると約束 したはずですが…それでは不服ですか?」 「……」 その言葉で納得したのか…尭耶さんのお母さんは踵を返して…店を出て行った。 「私事で大変…申し訳ありませんでした…」 尭耶さんは私たちに謝罪…そして何も無かったように挨拶を続けた。