*おベンキョの時間*

雨脚が次第に強くなってゆく。



誰かがテラスに続くガラス扉を叩く。


「!!?」


私はカーテンを開けてガラス扉の向こうを見つめる。




ガラス越しに見えるのはずぶ濡れの尭耶さん!!?


「開けてくれないか?菜々香ちゃん」


「……」


私は尭耶さんに背を向けてカーテンを閉める。


「……菜々香ちゃんを騙したコトは謝る……」