ありがとう


美咲が着替えている間、振り返らないように、水の侵入を許さない大きな木に守られた、散らばる枯れ木をかき集めた。

「もう大丈夫だよ」

背中から弱々しい声が聴こえた。

まるで風呂上がりのようだった。

青ざめた唇を除いて。