しかし展望台はなかった。 その代わりに、残骸らしきものがいくつも散らばっていた。 この雨は異常だった。 何の情報も入ってこない今であっても、17年間の経験だけで十二分に把握できた。 それは美咲も同じであった。 それほどまでに酷い雨だった。