ありがとう


ついさっき屈した道でなくなった道を、今度は両手を付きながら這いつくばって登った。

埋もれる木の根っこを掴みながら、流れ来る泥を浴びながら、ひたすらもがきながら無我夢中で登った。

進んでるのかすら分からなくなる状況で、バランスを崩せば手を差し伸べ合い、諦めそうになったらお互いを励まし合った。

そして辿り着いた。