ありがとう


全身を塩で覆われた魚は少しだけしょっぱく、昼間に汗でびしょびしょになった体にそのまま吸収されていくようだった。

一口頬張る度に、その間隔は短くなっていった。

喉に詰まらせないのが不思議なくらいに。