「…い…聞こ……か…」と、しゃがれた声が微かに響く。 それは、何とも居心地の良いフワフワとした白い空間を漂っている彼には、とてつもなく嫌な声でしかなかった。 「息は…し…る…からな…お…い!!」とさっきよりも強く耳障りな声が響く。