彼は多くを悩んでいた。 美咲のことは勿論、資金、食糧、都会でのリスクなど、心配事は絶えないほどにあった。 しかしそれでも命という面でみれば、昨日までいた山とは比べ物にならないほどの安心感を与えてくれた。 リスクを冒してでも行く必要があると考えていた。