ずっと楽しそうにはしゃいでいたと思ったら突然どこか不安げな表情をしたり、本人も気付いていないほどの溜め息をついたりしていたのだが、終電を逃すことになった彼女の行動で完全に理解した。 別に電車に乗るつもりではなかったが、たまたま駅の近くになるだけで、あそこに行きたいと提案しては彼の袖を引っ張っていった。 それが3回あり、その3回目では、そろそろ電車に乗らないと終電が間に合わないという彼の提案に対し、もう少しだけという美咲の提案が押し通った。