ありがとう


不思議なもので、1日しか一緒にいない美咲が他人のようには思えなかった。

彼女となら一緒に旅がしたいとも思った。
彼女なら全てをさらけ出しても消して裏切らずに力になってくれるという、何の根拠もない確信もあった。

しかしそれは同時に彼女の未来を奪うことにもなる。
もしもこの状況がいつまでも続くようであれば、彼女の未来は完全に途絶えてしまうと分かっていた。