ありがとう


山道を走る電車は揺れが多く、疲れきった体には心地の良いゆりかごのようであった。

数駅を通り過ぎた頃に横に座っている美咲を見るとやはり気持ち良さそうに寝入っており、彼もつられるように瞼を閉じた。