ありがとう


「じゃあ!駅まで私が案内してあげる。そんなに遠くないよ」

親戚に会いに行かなくていいのかと聞こうとしたが、敢えて触れずに彼女の提案に甘えることにした。

「ありがとう。頼むよ」

彼はリュックの泥を払いながらコクッと頷いた。