「圭介くんはこれからどうするの?」 切り返しの早さは流石と言うべきか。 「そうだね。ここは秋にもなれば酷く寒くなるだろうし、電車で別のところへ行こうかなって思ってる」 彼は本当の山の寒さや厳しさを初めて知り、このままでは冬どころかその前ですら耐えられるか不安でいた。 何日も歩き続けて来た中で、その考えはほぼ決まりつつあった。