ありがとう


「あ…そうですね。ホントですね」
彼は何も知らないのを隠し、ホッとした様子を演じた。

それからお礼を言うと、すぐに山を駆け上った。

急いで戻ると、既にワンピースを着て幹に腰かけている美咲の姿があった。