ありがとう


「橋でのこと…だよね?」
そんな心配を他所に、美咲はサラッと言ってのけた。

「あ、ああ…そう」
彼は呆気にとられていた。触れたら壊れてしまいそうなほどに、美咲の心は傷付いていたと思っていたからだ。

しかし彼女は違っていた。