不器用な恋



アタシはあの日に決めたんだ、人を二度と好きにならないと。



あの無様だった日々…―――





アタシは好きでもないアイツにコクられたから、遊びでOKした。




単なる遊びだった、でも、アイツはアタシが純情少女とでも思ったのか、浮気をして、アタシに悲しい思いをさせたかったらしい。



『なーんだ。由月、傷つかないの?俺が浮気したのに?』




『アハハハハ………アンタは単なる遊びだよ。どうせ、アンタもアタシのこと好きじゃないでしょ?』




『んー。由月が綺麗だから付き合ってる。自慢するため?』




『くっだらな……アタシはお遊びだったから、でも、もう終わり。アンタ、マジつまんない。笑っちゃうゎ……アハハ……』




『はぁ?ふざけんな……』





『付き合う必要ないでしょ?お互いお遊びだったし……じゃ!』








その次の日、アイツが噂を流したのか知らないけど、《姫城由月が彼氏に浮気されて、彼氏に泣きついていた》って、いう噂が流れた。




全校生徒に『可哀想……』だとか『泣きつくとか笑える』だとか、言われた。





可哀想な目で見られるのがあの時のアタシは最高に嫌だった。