それから涙は溢れてばっかり。


先生と想いが通じて1ヶ月も経っていないのに
たくさんの想い出がフラッシュバックしてきて涙はなかなか止まらなかった。



私は携帯を手に取り電話をかける。


「…もし…もし…??」



「もしもし?!こんな時間にどしたっ?!」



「…………みらいっ…。」


電話の相手は未来。


未来の声を聞いたら安心して余計に溢れ出した涙。



「え…?!零…泣いてるの??

何があったの…??」

電話の向こうで未来は慌てている様子。



「…先生と…別れちゃった…。」


私は小さく呟いた。


「え…?!どうしたの?!

はっ?!何があったのさ…」

未来はパニック状態に陥ってしまった。


私はさっきのことを話しはじめた。


私が話し終えると未来は鼻水をすすりながら言った。


「きっと先生は何か考えがあるんだよ…。


先生のこと思い続ければ願いはきっと叶うはずだよ…。」


と―――………。


未来…ありがとう…。


私のために涙を流してくれて…。



昔に戻っただけだよね…??


まだ片思いだったころに戻っただけだよね…??


ねぇ…先生。。


先生はしつこいと思うかもしれないけど、


それでも私は先生のこと、忘れないよ。


ずっと…



ずっと…




大好きだから。