ねぇ…先生。。



先生が先生じゃなかったら

どれだけ嬉しかっただろう。




でも先生が先生じゃなかったら



私たちはきっと、








出会うことはできなかった。







私と先生は手を繋ぎ校舎を出た。



3年間お世話になった校舎を見上げる。




私たちが出会ったこの校舎。



私と先生をやさしく見守ってくれていた校舎。





そんな校舎に私たち2人は黙ってお辞儀をした。






そして校舎に背を向け、果てしなく続く長い道を2人で歩き始めた。