帰り道。


私は人目も気にせず涙を流した。



家へ帰るとなぜか鍵が開いていた。


私は急いで玄関を開ける。


もしかして、泥棒…?!



不安になりながらもリビングへ行く。

そうすると



『よっ!!元気だったか??』


な、なんで………?



「お兄ちゃん……?」


なんでいるの?



『久しぶりだな!!』


久しぶりとかそんなんじゃなくて、


どうしているの…??



『ってお前なんで泣いてるの?!』


私が聞く前にお兄ちゃんは私の涙に気づいてしまった。



「あ…なんでもない。」


急いで涙を拭う。



「それよりさ!!


なんでお兄ちゃんここにいるの?」


泣いていた理由を聞かれたくなくて話を逸らした。


でもどっちにしろ、なんでここにいるの?



もうお兄ちゃんと会うのは何年ぶりだろう…。



確か…私がまだ小6のころだったけ…??