「ねぇ…今日調理室行かない?」


突然の未来の発言に私の動きは止まる。



「な、何言ってるの??」



「勘違いしないでよ?


零のためにじゃなくて自分のためっていうか、

先生に相談したいんだ。



零も相談してみたら?


先生ならなんかいいアドバスしてくれると思うんだ。」



先生なら………か…。



分かるな…未来が言ってること。



少し相談するだけだもんね?



よしっ!!私は決めたよ!


「そうだね。

調理室、行こっか。」



調理室に行くよ!!




「よしっ!じゃあ決定ね。」



もし未来のこの発言がなかったら、


私は進路を決めることができなかったかもしれない。



もし未来のこの発言がなかったら、


私は前に進めないままだったかもしれない。



未来…ありがとう。



未来とはもう10年以上の付き合いになるよね?


でも高校を卒業すれば未来とは離ればなれになる。



寂しいけど、


でも、そろそろ私は未来から独立しないといけないのかもしれないね…。