『西城??お前はぼーっとしすぎじゃないか?』



今は明日の調理実習の仕込み中。



一緒にいた子はいつの間にかいなくなっていた。


どこいったんだろ…?



「ねぇ?先生??あの子は??」



『斉藤か?あいつならもう帰ったぞ』



どうやらあの子は斉藤と言う名前らしい。



先生は他の班の分をやっている。



「仕込みやったの??」



『はっ、なんだそれ!!

あいつは手際よく終わらせて、もう帰ったぞ。』


なぜか先生は爆笑。


意味分かんないし……




「先生…笑いすぎ」




『だって西城……クッ…』



また再び笑い出した先生。



「もう先生イヤだし!!

先生なんて知らない!!」



私は黙って仕込み作業を再開する。



何このおかしな教師は…



先生の第一印象は最悪。



なのに…なんでかなぁ~



こんな先生に”恋”してしまったのは……