体育祭が始まると目の回るような忙しさ。


そしてなぜか先生は私のそばにずっといる。




「ねぇ…先生??」

つかの間の休憩時間。


『ん?なんだぁ??』


先生はコップのお茶を一気に飲み干す。



「なんで私の傍にいるの?」


私もお茶の入ったコップに手を伸ばす。



『別に?たまたまだろ??』


先生の顔を見ると少し動揺しているのか目が泳いでいる。




「なんかたくらんでる??」




『いや?何もたくらんでねぇよ?


あっ!次お前の出番だよ!!』



先生は話を逸らすかのように控え席を指さす。



「まじで?!じゃね先生!」


私は急いで控え席に戻った。