「何か、ゴメンね~ぇ!あたしまで送ってもらう事になっちゃって♪」


結局、紺野と春川の両方を送る事にした俺は、春川に言われた通り紺野を家まで、春川を駅まで送るハメになった。


「海波君、ゴメンね……」


紺野はさっきから謝ってばかりだ。

こんなにもテンションの違う女と、肩を並べて歩く事なんて、この先一生無いことを願う。