紺野の手を引いて学校への道を黙々と歩いてると、だんだん視線を感じた。


チラッと見渡すと、視線の正体がうちの学校の奴らだった。

改めて考えると、早まったかもしれないと思えてくる。

でも、もともとの狙いはこれだ。


紺野を危険から守る為に

紺野を悲しませる事の無いように

苦しめる事の無いように





笑顔が絶えないように―――