紺野の家に向かう道中、俺の頭には紺野の顔がいくつも浮かんだ。


初めの頃の顔

少し拗ねた顔

怒りを露にした顔

哀しみを帯びた顔

笑った顔


全てが愛しい―――

こんなにも、大切な人が出来るなんて思わなかった。