それから、どれだけ時間が経ったのか分からない。

暫くして、紺野が口を開いた。


「……海波、君。私も、私も海波君の事が好き。……だから、一緒に居てくれる?」

「あぁ」


俺は強く頷いた。
そして、紺野が泣きながら微笑んだ。