適当に言っただけなのに男達だけで作った『美羽様と喋った回数ノート』なんてのに、正の文字を嬉しそうに書いていた。


「美羽〜、あんたどんだけファンがいるのよ〜」


麻美はそのノートを見ながら笑っていた。


「知らない。麻美のファンだっているじゃん…」


「いや、あんたに比べたら大した事ないし!」


そんな話をしていたら、アイツがあたしの前に。


「美羽、寝不足?」


「…あんたには関係ないから。さっさと失せて。」


だけどアイツは


「それ口癖? 美羽男子によく言ってるよね〜」