ガラスの引き戸を開け

中に入っていった。

檜で作られた椅子と洗面器が

それぞれの蛇口の前に

きれいに整列していた。

3人が丁度並んで座れる

丁度良い場所を選んだ。

「このお湯、熱~い!!」

かりながビックリした顔で言い

美里がサーモスタットを38度に

調節してあげていた。

さすがはお姉ちゃんだ。

ふざけあいながら 

2人は頭から順に足まで

サッサと洗い

温泉の中へ入った。

少し熱かったが

しばらくするとその温度にも慣れ

かりなは先に入っていた人達が

いなくなると

スイスイと平泳ぎを始めた。