すると、見慣れない制服を着た男子が、音もなくスーッと教室に入って来た。
スラッと背が高く、栗色の柔らかそうな前髪が、目元までナチュラルに垂れたその男子の顔を見て、私は心臓が止まるんじゃないかと思った。
(悠人君……!?)
私は声こそ出さなかったものの、心の中でそう叫んでいた。
その男子は、悠人君に似てるなんてものじゃなく、悠人君そのものだと思った。
その男子と私の記憶の中の悠人君を比べて違うのは、まずは悠人君より遥かに背が高い事だけど、この3年で伸びたと思えば納得できる。男の子は伸び盛りな年頃だから。
もう一つ違うのは、肌の色だ。
その男子の顔は薄い小麦色をしているが、悠人君の肌は、抜けるように白かった。女子が羨む程に。
スラッと背が高く、栗色の柔らかそうな前髪が、目元までナチュラルに垂れたその男子の顔を見て、私は心臓が止まるんじゃないかと思った。
(悠人君……!?)
私は声こそ出さなかったものの、心の中でそう叫んでいた。
その男子は、悠人君に似てるなんてものじゃなく、悠人君そのものだと思った。
その男子と私の記憶の中の悠人君を比べて違うのは、まずは悠人君より遥かに背が高い事だけど、この3年で伸びたと思えば納得できる。男の子は伸び盛りな年頃だから。
もう一つ違うのは、肌の色だ。
その男子の顔は薄い小麦色をしているが、悠人君の肌は、抜けるように白かった。女子が羨む程に。



