そして、日記はついにあの日に差し掛かってしまった。
それは私が悠人君を見た最後の日であり、悠人君から告白され、“ごめんなさい”と言ってしまった、あの日に……
『〇〇月××日
今日、ついに美咲さんに告白してしまった。
一生隠しておこうと思っていたのに、今日で二度と会えないかもしれないと思ったら、せめて気持ちだけでも彼女に伝えたいと思ったんだ。
彼女を誰よりも好きだった男として、記憶の片隅でいいから、僕を覚えていてほしくて。
結果は……撃沈しちゃった。
泣きそうな顔で、「ごめんなさい」って言われた。困らせちゃったみたいで、悪い事しちゃった。
でも……
僕の勘違いかもしれないけど、美咲さんも僕のこと、本当は好きでいてくれたと思う。というか、そう思いたい。思うのは勝手だよね？
美咲さんには、引っ込み思案なところがある。もっと、自分に自信を持てばいいのにな。
これでこの日記はおしまい。
ハッピーエンドじゃなかったけど、悔いはない。
もし奇跡が起きたら、美咲さんにもう一度会いたいな』
それは私が悠人君を見た最後の日であり、悠人君から告白され、“ごめんなさい”と言ってしまった、あの日に……
『〇〇月××日
今日、ついに美咲さんに告白してしまった。
一生隠しておこうと思っていたのに、今日で二度と会えないかもしれないと思ったら、せめて気持ちだけでも彼女に伝えたいと思ったんだ。
彼女を誰よりも好きだった男として、記憶の片隅でいいから、僕を覚えていてほしくて。
結果は……撃沈しちゃった。
泣きそうな顔で、「ごめんなさい」って言われた。困らせちゃったみたいで、悪い事しちゃった。
でも……
僕の勘違いかもしれないけど、美咲さんも僕のこと、本当は好きでいてくれたと思う。というか、そう思いたい。思うのは勝手だよね？
美咲さんには、引っ込み思案なところがある。もっと、自分に自信を持てばいいのにな。
これでこの日記はおしまい。
ハッピーエンドじゃなかったけど、悔いはない。
もし奇跡が起きたら、美咲さんにもう一度会いたいな』
