柏木君にはベッドに腰掛けてもらい、「ちょっと待ってて?」と言って私は部屋を出た。


私は大急ぎでシャワーを浴び、ドキドキしながら部屋のドアを開けた。


すると柏木君は、思った通り、私の姿を見て目を大きく見開いた。だって、私は裸の上に、白いバスタオルを巻いただけの姿だったから。


私は恥ずかしさでモジモジしながらも、一歩一歩柏木君に近付いて行った。


「お、おまえ、どうしたんだよ?」


「私を……抱いてください!」


「え? うわっ」


私は柏木君に勢いよく抱き着き、彼の上に覆いかぶさった。


「本当にいいのか?」


下から真剣な目で彼はそう言い、私はコクッと頷いた。