そんなこと、もう知ってる。

俺が食卓テーブルの近くから見る華恋。


どうしようもないくらいに愛しく見えてしまう。


俺にはいるんだ。


可愛い妹が。


「...お兄ちゃんどうしたの?ふふっ、見すぎ」


食器を片付け終わったらしい華恋は、少し低い身長で俺を見て、肩を上げて小さく笑う。


俺は手に入れてもいいのだろうか。


可愛い妹を。


可愛すぎる、この"女性"を。





「華恋...今日はどうする?」





向かい合う俺達。


俺の言葉の意味がわかる華恋。


ふざけたような笑顔はなくなり、ちょっとだけ真剣な面持ちに変わる。


その表情の変化でさえも可愛く見えてしまった。


この子を抱きしめたいという衝動に駆られる。


体のどこでそう思っているのだろうか。


体のどこがそう言うように命じてるのか。