そんなこと、もう知ってる。

華恋になんてメール返そうかってことで、迷わなくていいよね。





[Dear華恋
   わかった。
   もう少ししたらそっちに向かうから。
Fromお兄ちゃん]





俺が出したのは、間違ったもの。


...当たり前のことができなかった。


でもこれが、俺にとって当たり前の答え。


「直ちゃんごめん。急用......っ」


「急用?」


急用なんて、都合のよすぎる言葉を使って


妹に会いに行こうとする。


用事というものにも、急用というものにもならない。


急用にはほど遠いだろう。


「じゃぁ、急がないとだよ」


「ごめん。ほんとごめん」


ついさっき。