そんなこと、もう知ってる。

「うん。悪くはないんじゃない?」


「だったらいいんだけどね」


"友達からもらったからどんなのか知らないけど..."


映画とか。


寝ちゃいそう。


「じゃぁ、行っちゃう?映画館」


「うんっ」


俺は直ちゃんの手を引っ張り、ここらへんで一番近い映画館に向かう。


......あ。


一番近いと言っても1つしかないし、何よりも


「歩いていけばかなり時間かかるよな?」


1時間くらいかかるような気がする。


っていうことを思い出した。


「ん?バスにでも乗ろうかって?」


「そんな感じかな」


「別にいいよ。和也くんと歩きたいから」


...こういう子か。


華恋とは違う。