そんなこと、もう知ってる。

「......映画館とか?」


わかんないって言ったわりにはすぐ出た答え。


しかも俺の苦手分野な映画って。


「この間、友達から映画のチケットもらったの、思い出して」


直ちゃんは可愛らしいバッグの中から財布を取り出すと、それのどこかから映画のチケットを取り出した。


あるのは2枚。


なんかよくありがちなパターン。


「サスペンス?アクション?ホラー?恋愛もの?洋画?」


元から映画が好きじゃない。


わざわざでっかい画面で見なくてもいいじゃんって感じ。


無駄に音大きいだけだし。


映像観るなら家にあるテレビで十分だと思うんだけどな。


「サスペンスと恋愛の...間?」」


自信なさそうに笑う直ちゃん。


かなり微妙じゃん。