大切なキミだから。


大好きなキミだから。


キミがいなくなったらボクはものすごく悲しい。





ボクが小学4年生の頃、キミはボクの見送りに玄関にいた。


そして何を思ったのかキミはリードもつけずに外に飛び出したよね。




ボクとお兄ちゃんは必死でキミを追いかけたよ。


だけど何度呼んでもキミは振り向かずにしっぽをなびかせ走った。


ボクはキミがいなくなるのが嫌だった。

だから必死に走った。




だけど、キミは止まらなかった。


キミに追いついたのは踏み切りだった。

踏み切りを歩き慣れてないキミはやっとそこで止まったんだ。