【短】小さなキミと大きなボク


ボクとキミの新しい生活の始まりだった。



キミはいつでもボクたちのそばにいてくれたよね。



靴下をくわえては振り回して遊んだりしたよね。


寝ているボクの髪を引っ張ることもあった。



お兄ちゃんとお母さんが大喧嘩した時、キミは部屋の隅で震えてたね。


ケンカが大嫌いなキミだったよね。


ボクたちはキミが大好きだから、喧嘩してもキミが震えてるのを見ると喧嘩をやめた。


「大丈夫だよ、怒ってないよ」って

次の瞬間笑ってた。




ボク達はみんなキミが大好きだから。