朝ごはんはセルフサービスなので他の部屋の人たちはすでに 食べ始めていると思う。 「おはよう」 廊下に出ると、まだ聞き慣れない声が聞こえた。 「あっおはよう」 一紀くん。 私はみんなが部屋を出たのを 確認してから鍵を閉め、 一紀くんと一緒に 食堂へ向かった。