奏来はオレと兄貴を交互に見て笑う。
どうしてか。
奏来のいる空間は、ここに来ても居心地がいい。
いつだってそうだった。
幼い頃のタンポポの公園も、オトばあのいなくなった家も、奏来がいれば明るく光る。
そんな居心地の良さに流されぬよう。
オレは一番言いたかった言葉を口にする。
「奏来」
“?”
「オレの子供を産む決心をしてくれて、ありがとう」
“もし、ソラがいなくなっても、みんなの愛をこの子に注いでね?”
「奏来…。兄貴、医者は何て…?」
「危険な賭けだと言われたよ。奏来の病気が再発すれば、放射線や抗がん剤治療を受けなければならない。そうなったら…」
どうしてか。
奏来のいる空間は、ここに来ても居心地がいい。
いつだってそうだった。
幼い頃のタンポポの公園も、オトばあのいなくなった家も、奏来がいれば明るく光る。
そんな居心地の良さに流されぬよう。
オレは一番言いたかった言葉を口にする。
「奏来」
“?”
「オレの子供を産む決心をしてくれて、ありがとう」
“もし、ソラがいなくなっても、みんなの愛をこの子に注いでね?”
「奏来…。兄貴、医者は何て…?」
「危険な賭けだと言われたよ。奏来の病気が再発すれば、放射線や抗がん剤治療を受けなければならない。そうなったら…」


