永劫の罪人 光の咎人

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 宿屋から一歩外へ出ると、あまりの様変わりにマテリアは目を見張った。

 通りには見たこともない道具や服を並べた店や、彩り鮮やかな装飾品を売る露店などがあった。
 威勢のいい声が飛び交う果物売りの店には、まだ見知った面影がある。しかし、昔と比べて売り物の鮮度はいい。

 どう見ても厳かな宗教都市には見えない。人々で賑わう商業都市だ。

「何だここは? これがダットの街?」

 自分の知っているダットの街は、城下街として立派な館がいくつも並び、貴族や王族が住まう閑静な街だった。
 教会の聖誕祭や、戦からの凱旋でもない限りは静かなもので、人の熱気というものには縁がなかったはず。

 そして王室の象徴である城が、どれだけ街を見渡しても見つからない。
 首を左右に激しく動かすマテリアを、外套のフードを頭にかぶり直したロンドが苦笑する。