永劫の罪人 光の咎人

「ロンド様、ここにいらっしゃいましたか」

 軽く息を切らしながら、ガストが中庭へ駆けこむ。

「おはようございます、ガスト様」

 いつも通りにロンドが挨拶をすると、珍しくガストが笑みを浮かべていた。

「来客が来ております。今からここへお通してもよろしいですか?」

「わかりました、お願いします」

 こんな朝早くに誰だろう? 
 不思議に思いながら、ロンドはすぐさまうなずいた。「少しお待ちください」とガストは早足に中庭を去っていく。

 心を落ち着かせようと、ロンドは新鮮な朝の空気を深く吸いこむ。

 間もなく、ガストが来客を連れてきた。
 随分ときらびやかで、顔が隠れるほどつばの大きな帽子をかぶった三人の女性。

 一人はロンドよりも少し大きい程度。

 後の二人は背が大きく、女性にしては肩幅も広い。

 三人ともレースだらけのドレスを身につけていたが、特に薄紅色のドレスを着た一番小さな女性が似合っていた。
 手に持った黄色と白の花束が、さらにかわいらしさを添えている。

 三人の女性はゆったりとした足取りで、ロンドに近づいて花束を差し出す。