絶叫が廊下に響き渡る。シムの声のように聞こえた。
その後、なにかを壁に叩きつけるような鈍い音がする。
ガストとビクターが真っ先に廊下を駆ける。ひと足遅れてロンドたちも駆け出す。
先に向かった二人が奥の間の前まで来たとき、彼らは棒立ちになって、部屋の中を凝視していた。
ロンドが二人に追いつくと、廊下の隅でシムが倒れているのを見つける。白目をむき、ぐったりしている。
一体何が起きたんだろう?
ロンドは首をかしげながら奥の間に目を向けた。
いつもなら、廊下からの灯りに金色の祭壇がほのかに輝いている。
しかし、今は暗闇しかない。
ずずっ……。部屋の中で重いものを引きずるような音がした。
部屋になにかいる!
正体を確かめようと、ロンドは言霊を小声で唱える。
『天駆ける光の精霊、今ここに、その存在の徴を見せたまえ。闇を照らす小さき明かりを灯したまえ』
光球がひとつ浮かび、部屋へ入って中を煌々と照らす。
全員、思わず息を呑んで目を見張る。
部屋は数多の黒ずんだ触手に満ち、巨大な蛇が這いずるようにうねっていた。
そして部屋の中央には、何本も触手を絡ませて巨木のような形を成したものと、そこに張りついた土気色のヴィバレイの顔があった。
その後、なにかを壁に叩きつけるような鈍い音がする。
ガストとビクターが真っ先に廊下を駆ける。ひと足遅れてロンドたちも駆け出す。
先に向かった二人が奥の間の前まで来たとき、彼らは棒立ちになって、部屋の中を凝視していた。
ロンドが二人に追いつくと、廊下の隅でシムが倒れているのを見つける。白目をむき、ぐったりしている。
一体何が起きたんだろう?
ロンドは首をかしげながら奥の間に目を向けた。
いつもなら、廊下からの灯りに金色の祭壇がほのかに輝いている。
しかし、今は暗闇しかない。
ずずっ……。部屋の中で重いものを引きずるような音がした。
部屋になにかいる!
正体を確かめようと、ロンドは言霊を小声で唱える。
『天駆ける光の精霊、今ここに、その存在の徴を見せたまえ。闇を照らす小さき明かりを灯したまえ』
光球がひとつ浮かび、部屋へ入って中を煌々と照らす。
全員、思わず息を呑んで目を見張る。
部屋は数多の黒ずんだ触手に満ち、巨大な蛇が這いずるようにうねっていた。
そして部屋の中央には、何本も触手を絡ませて巨木のような形を成したものと、そこに張りついた土気色のヴィバレイの顔があった。


