永劫の罪人 光の咎人

「無理につき合わなくてもいいですよ? ほかの人間に教わればいいだけの話ですから」

「かわいげのない奴。変なマネしやがったら、お前だけ置いていくからな」

 二人の顔は笑っているが、なぜかぎすぎすした空気が流れている。

 一体なにがあったのだろうか。
 ロンドが不安を覚えながら彼らを見ていると、おもむろにハミルが目を合わせてきた。

「ロンド、私は貴方に伝えなくてはいけないことがあります」

 少し言いにくそうに、ハミルが言葉を続ける。

「ヴィバレイ様を手にかけたのは、ビクターではありません……予想外でした。私の目前で、シムがヴィバレイ様を刺すなんて」

「シム様が!」

 ぎょっとなってロンドが目を丸くすると、ハミルは表情を曇らせながらうなずいた。

「早く彼を捕らえて、真実をみんなに伝えましょう。私の嘘も、過ちも――」

 ハミルが話している最中、ロンドの耳が奇妙な音を拾う。

『ウウウウ……』

 ひどくしゃがれた声が、奥の間のほうから聞こえる。
 初めは気のせいかと思ったが、誰もが気づいて廊下の先へ視線を送った。

 間もなくして――。

「うわあぁぁぁっ!」