ずっとマテリアの手はハミルを待つ。
己の手からマテリアの顔へ視線を移すと、ハミルは彼女の手を取った。
「また私を許せなくなったら、殺してくれてもかまわない。だから、君と一緒にいさせてほしい」
ハミルの言葉に、マテリアは力強くうなずいた。
「ああ。一緒に行こう」
互いに笑い合う姿を見て、ロンドもつられて微笑む。
心からよかったとロンドが安堵していると、隣でわざとらしくビクターが咳をした。
思い出したように、マテリアとハミルがこちらへ振り向く。
「まさかプロポーズを見せつけられるとは思わなかったぞ。ま、これからは二人でやっていくんだろ? 幸せにな、マテリア」
手をひらひらと振っておどけているビクターへ、マテリアは「何言ってんだ」と不敵に笑った。
「二人じゃない。三人だろ」
「……何だって?」
ビクターは手を振るのやめて目を見張る。
そんな彼に、マテリアは愉快そうな眼差しを向ける。
「前にビクターが一緒に旅をしようって言ってくれただろ? だから私だけじゃなく、ハミルも一緒に連れて行ってほしい。百年前の人間だけじゃあ、知らないことだらけだし」
額を押さえて、ビクターは嫌々そうなため息をついた。が、口元は笑っている。
「まったく、自分勝手なやつだな」
「私を甦らせた責任、取ってくれるんだろ? 嫌とは言わせないぞ」
おもむろにビクターは二人に近づき、にぎり合っている手の上に、己の手を置いた。
「仕方ねぇな、マテリアの気が済むまでつき合ってやるよ。ありがたく思え」
ハミルが瞳を横に流し、ビクターを見やる。
一瞬だけ冷めた表情をのぞかせ、再び微笑を浮かべた。
己の手からマテリアの顔へ視線を移すと、ハミルは彼女の手を取った。
「また私を許せなくなったら、殺してくれてもかまわない。だから、君と一緒にいさせてほしい」
ハミルの言葉に、マテリアは力強くうなずいた。
「ああ。一緒に行こう」
互いに笑い合う姿を見て、ロンドもつられて微笑む。
心からよかったとロンドが安堵していると、隣でわざとらしくビクターが咳をした。
思い出したように、マテリアとハミルがこちらへ振り向く。
「まさかプロポーズを見せつけられるとは思わなかったぞ。ま、これからは二人でやっていくんだろ? 幸せにな、マテリア」
手をひらひらと振っておどけているビクターへ、マテリアは「何言ってんだ」と不敵に笑った。
「二人じゃない。三人だろ」
「……何だって?」
ビクターは手を振るのやめて目を見張る。
そんな彼に、マテリアは愉快そうな眼差しを向ける。
「前にビクターが一緒に旅をしようって言ってくれただろ? だから私だけじゃなく、ハミルも一緒に連れて行ってほしい。百年前の人間だけじゃあ、知らないことだらけだし」
額を押さえて、ビクターは嫌々そうなため息をついた。が、口元は笑っている。
「まったく、自分勝手なやつだな」
「私を甦らせた責任、取ってくれるんだろ? 嫌とは言わせないぞ」
おもむろにビクターは二人に近づき、にぎり合っている手の上に、己の手を置いた。
「仕方ねぇな、マテリアの気が済むまでつき合ってやるよ。ありがたく思え」
ハミルが瞳を横に流し、ビクターを見やる。
一瞬だけ冷めた表情をのぞかせ、再び微笑を浮かべた。


