◆ ◆ ◆
教会まで続く通りを、白い馬と甘栗色の馬、そしてまばゆい光に包まれた馬がともに駆ける。
(ビクター様は本当に僧侶だったんだ)
ロンドは愛馬に揺られながら、隣で光の馬を走らせるビクターを見やった。
マテリアを追おうとしたとき、ビクターが聞いたことのない言霊を口にした。その瞬間、光が集まって馬の形を作ったのだ。
こんな事態でなければ、即座に教えを請いたいところだ。
ロンドが前を見ると、遠方に教会が見えた。
自分がビクターを探しに向かう前よりも、その入口には大勢の人々が集まっており、人の壁を作っている。
三人が教会へ近づいて馬から降りると、僧侶たちや警護隊の隊員たちが一斉に振り向いた。
どの顔も泣き出しそうな、救いを求めているような顔。
しかしビクターを見た途端、彼の顔を見知った警護隊員たちが目を鋭くさせた。
「ロンド様、その男から離れてください!」
「ビクター、よくもヴィバレイ様を……」
ロンドはビクターの前に立ち、にわかに殺気立つ隊員たちに面と向かう。
「それは誤解です! ビクター様はヴィバレイ様を殺してはいません」
僧侶や隊員たちはこちらの言葉を素直に聞き入れず、困惑しながらも怒りの表情を浮かべている。
そんな中、ガストが間に割って入り、辺りを見渡す。
「その話はあとだ、今はそれどころじゃない! ここへマテリアが来なかったか? ハミル様はどこにいらっしゃる?」
ガストの声を聞いて、方々から息を呑む音が聞こえる。
ロンドの近くにいた者たちが、体をわななかせながら腕を上げ、廊下への扉を指さした。
教会まで続く通りを、白い馬と甘栗色の馬、そしてまばゆい光に包まれた馬がともに駆ける。
(ビクター様は本当に僧侶だったんだ)
ロンドは愛馬に揺られながら、隣で光の馬を走らせるビクターを見やった。
マテリアを追おうとしたとき、ビクターが聞いたことのない言霊を口にした。その瞬間、光が集まって馬の形を作ったのだ。
こんな事態でなければ、即座に教えを請いたいところだ。
ロンドが前を見ると、遠方に教会が見えた。
自分がビクターを探しに向かう前よりも、その入口には大勢の人々が集まっており、人の壁を作っている。
三人が教会へ近づいて馬から降りると、僧侶たちや警護隊の隊員たちが一斉に振り向いた。
どの顔も泣き出しそうな、救いを求めているような顔。
しかしビクターを見た途端、彼の顔を見知った警護隊員たちが目を鋭くさせた。
「ロンド様、その男から離れてください!」
「ビクター、よくもヴィバレイ様を……」
ロンドはビクターの前に立ち、にわかに殺気立つ隊員たちに面と向かう。
「それは誤解です! ビクター様はヴィバレイ様を殺してはいません」
僧侶や隊員たちはこちらの言葉を素直に聞き入れず、困惑しながらも怒りの表情を浮かべている。
そんな中、ガストが間に割って入り、辺りを見渡す。
「その話はあとだ、今はそれどころじゃない! ここへマテリアが来なかったか? ハミル様はどこにいらっしゃる?」
ガストの声を聞いて、方々から息を呑む音が聞こえる。
ロンドの近くにいた者たちが、体をわななかせながら腕を上げ、廊下への扉を指さした。


