永劫の罪人 光の咎人

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 光の精霊に案内されたところは、森の奥まった場所だった。
 馬で立ち入るのが困難だったので、二人は森の途中で馬を降りて進んだ。

 獣道すらない藪の中。ランプを持ったガストが先を歩き、伸び放題の雑草を踏んで道を作る。その後ろをロンドが続く。

 先を行く光球は、漆黒に染まった森へ月が落ちたように白く浮いて見える。
 かろうじて精霊は前を照らすが、草木がぼんやりと浮かぶだけで、ランプの灯りだけが頼りだった。

「夜中に森へ逃げこむとは。ビクターの奴、無謀ですね」

「ええ。真っ暗で何も見えませんし、獣に襲われるかもしれないのに」

 こんなところへ逃げなくてはいけないほど、追い詰められていたのだろうか? 
 光の精霊から二人の無事を教えてもらったが、ロンドの心配は絶えない。

 ケガをしていなければいいけど。
 そう思った矢先、案内をしていた光球が、一本の巨木の前で動きを止めた。