◆ ◆ ◆
光の精霊に案内されたところは、森の奥まった場所だった。
馬で立ち入るのが困難だったので、二人は森の途中で馬を降りて進んだ。
獣道すらない藪の中。ランプを持ったガストが先を歩き、伸び放題の雑草を踏んで道を作る。その後ろをロンドが続く。
先を行く光球は、漆黒に染まった森へ月が落ちたように白く浮いて見える。
かろうじて精霊は前を照らすが、草木がぼんやりと浮かぶだけで、ランプの灯りだけが頼りだった。
「夜中に森へ逃げこむとは。ビクターの奴、無謀ですね」
「ええ。真っ暗で何も見えませんし、獣に襲われるかもしれないのに」
こんなところへ逃げなくてはいけないほど、追い詰められていたのだろうか?
光の精霊から二人の無事を教えてもらったが、ロンドの心配は絶えない。
ケガをしていなければいいけど。
そう思った矢先、案内をしていた光球が、一本の巨木の前で動きを止めた。
光の精霊に案内されたところは、森の奥まった場所だった。
馬で立ち入るのが困難だったので、二人は森の途中で馬を降りて進んだ。
獣道すらない藪の中。ランプを持ったガストが先を歩き、伸び放題の雑草を踏んで道を作る。その後ろをロンドが続く。
先を行く光球は、漆黒に染まった森へ月が落ちたように白く浮いて見える。
かろうじて精霊は前を照らすが、草木がぼんやりと浮かぶだけで、ランプの灯りだけが頼りだった。
「夜中に森へ逃げこむとは。ビクターの奴、無謀ですね」
「ええ。真っ暗で何も見えませんし、獣に襲われるかもしれないのに」
こんなところへ逃げなくてはいけないほど、追い詰められていたのだろうか?
光の精霊から二人の無事を教えてもらったが、ロンドの心配は絶えない。
ケガをしていなければいいけど。
そう思った矢先、案内をしていた光球が、一本の巨木の前で動きを止めた。


