いっそこのまま泣き崩れてしまいたい。
しかし、この非常時にそんな甘えは許されない。
ロンドは歯を食いしばり、うつむきそうになった頭を上げる。
ハミルと目が合い、彼はゆっくりうなずいた。
「ビクターの大罪は間違いありません。マテリアも捕えられています……このまま放置するわけにはいきません」
「わかりました。ハミル様、どうが僕にビクター様……いえ、彼を捜索させてください。僕の力を使えば、ダットの街の隅々まで見渡すことができます」
その場にいた人間が、一斉にこちらを見る。
大勢の視線にさらされ、ロンドの頬に熱が集まる。
が、おじけづく心を抑え、ハミルの返事を待つ。
わずかな沈黙の後、ハミルはうなずいた。
「ヴィバレイ様が亡くなられた今、次期教皇である貴方の指示に従いましょう」
「ありがとうございます。今から神経を集中させて法力を高めますので、ガスト様だけ中庭へついて来てください」
ロンドが眼差しを強めて、ガストに視線を送る。すると彼は目を丸くしてたじろいだ。
「……はい。了解しました」
確かな返事にうなずくと、ロンドは「失礼します」と一礼し、奥の間を後にした。
しかし、この非常時にそんな甘えは許されない。
ロンドは歯を食いしばり、うつむきそうになった頭を上げる。
ハミルと目が合い、彼はゆっくりうなずいた。
「ビクターの大罪は間違いありません。マテリアも捕えられています……このまま放置するわけにはいきません」
「わかりました。ハミル様、どうが僕にビクター様……いえ、彼を捜索させてください。僕の力を使えば、ダットの街の隅々まで見渡すことができます」
その場にいた人間が、一斉にこちらを見る。
大勢の視線にさらされ、ロンドの頬に熱が集まる。
が、おじけづく心を抑え、ハミルの返事を待つ。
わずかな沈黙の後、ハミルはうなずいた。
「ヴィバレイ様が亡くなられた今、次期教皇である貴方の指示に従いましょう」
「ありがとうございます。今から神経を集中させて法力を高めますので、ガスト様だけ中庭へついて来てください」
ロンドが眼差しを強めて、ガストに視線を送る。すると彼は目を丸くしてたじろいだ。
「……はい。了解しました」
確かな返事にうなずくと、ロンドは「失礼します」と一礼し、奥の間を後にした。


